Z世代を知る
創業90周年を迎えたクライアント様では、主に30〜40代の女性をターゲットとした商品に強みを持っておられ、また、メインターゲットのお子様を意識したジュニアブラなどもマーケットで認知されている状態でした。
商品企画をご担当されている方とお話しをさせていただく中で、20代前半の女性の獲得に課題を感じていらっしゃいました。
20代前半というと、世間で言うZ世代です。
Z世代というと、インターネット・スマートフォン・SNSが当たり前にある時代を生きているため、X世代やY世代とは異なるライフスタイルや消費観を持っています。
(参照:Z世代の特徴とは|見れにある世代との違いや働き方や価値観をわかりやすく解説)
特に、SNSが普及し、情報収集も情報発信も双方向で、かつタイムリーに行えるようになったことで、Z世代の価値観が多様化しているように感じます。
商品企画をする上で、20代前半の生の声を知り、価値観に触れることが重要だと考え、Z世代の女性を交えたワークショップのご提案をさせていただきました。
商品企画ワークショップの内容
- Z世代女性との座談会の企画
- 商品企画メンバーの選抜
- 商品企画のテーマ検討
- アイデアブレスト
- コンセプトメイキング
座談会には9名のZ世代女性にご参加いただき、商品企画メンバーは最終3名に選抜。
最終メンバーはフリーランスモデル1名と現役大学生2名のチーム構成です。
クライアント様の実際の商品を手に取りつつ、参加メンバーがキュンとするデザインや価格、欲しい機能などを出し合いながら思い描いている製品のイメージを全4回のワークショップで具現化していきました。(座談会を含む)
Z世代側から忖度がない意見をいただきつつ、Z世代の価値観や消費行動に対する理解を深めていきました。
ワークショップで得られた気づき
「テンションがあがる下着は◯◯な下着」をテーマに、彼女たちにアイデアを出していただく中で、クライアント様に気づきがあったようです。
- Z世代が考える可愛いとは何か
- Z世代特有の下着の悩みは何か
- Z世代の下着選びにおける考え方
また、クライアント様の既存商品の中にはZ世代の女性が「可愛い!」「めっちゃいい」と感じる商品やパーツもたくさんあり、担当者様も参考になりましたとおっしゃっていました。
ワークショップの最終の成果物にはコンセプトシートを納品。
コンセプトをもとに、クライアント様がブラジャーのデザインを始められており、今はプロトタイプの製作を待ちわびている状態です。
出来上がったプロトタイプはZ世代女性に着用してもらい、レビューをもらいながら完成品に近づけていく予定です。
Z世代とのコラボレーションをご希望の方はCWRAPまで
弊社は、大手企業出身のスペシャリストだけではなく、Z世代の起業家ともパートナーシップを結んでおります。
今回の事例のようなZ世代に刺さる商品を一緒に考えたいというニーズだけではなく、Z世代のZ世代による採用ブランディングのサポートやZ世代の起業家との座談会など、クライアント様のご要望に応じて、様々なご提案が可能です。
気になる事例やサービスがございましたら、お気軽にお問合せください。
今回の事例は、株式会社Lentreeとのコラボレーション企画でした。
株式会社Lentreeの皆様、ありがとうございました。