DXなのに人材育成?
2018年に経済産業省が「デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するためのガイドライン」をまとめたことがきっかけで、日本に広まったDX。(参照:経済産業省「産業界のデジタルトランスフォーメーション(DX)」)事業拡大においてDXが重要である、という認識は多くの方で共通であると考えています。
「デジタル技術を通じてビジネスモデルをトランスフォーム(変革)させる」をDXの定義とした場合、デジタル技術はもちろん必要です。しかし、優れたITツールやシステムを導入しただけでは、DXは実現できません。
なぜなら、DXを推進する方々の思考が従来のままでは、どんなに優れたデジタル技術も機能しないからです。例えるならば、端末はiPhone14なのに、iOSがver3.0のような状態です。
だからこそ、真のDXの実現には、デジタル技術を駆使できる人材の育成(思考のDX)が必須であると考えています。
提案の背景
クライアント先においても、DX人材の重要性を認識されていたものの、どのように人材育成すればいいのかわからないという状況でした。
弊社は、どのような人材になっていただきたいか?の要件定義からサポートさせていただき、クライアント様と共にプログラムの設計を行いました。
プログラムの概要
実施形態:オンライン・オフライン
実施頻度:週1回/2時間
プログラムのテーマ:
- 常識を打ち破る柔軟な発想とクリティカルシンキング
- 最新のDX事例のインプット
- 業務プロセスの理解
- 最終発表会
プログラム実施後の変化
DXとは新しい価値を生み出すことが重要であるため、単なるソフトウェアの導入や職場の業務効率化を目指すものではないという視点に立つことができた。
外部環境の変化によるマーケットニーズにどう対応しないといけないかを考えた上で段階的に何から始めるべきなのかを議論する力と最先端のテック企業の事例とを関連づけて施策に落とし込むことができた。