事例紹介

パーパス 経営|アニメ動画でインナーブランディング

年商:50億円規模 業種:鉄鋼系メーカー 従業員数:100〜200名

パーパスとは

組織マネジメントにおいて、数字や計画だけではなく未来のビジョンを示すことで、自分たちの業績に意味づけをすることが重要と言われています。 そうした未来像や目指すべき姿のことを「パーパス」と呼んでいます。

V字回復に成功した企業様やベンチャー企業で大きくなった企業などがマネジメントに積極的に取り入れていたことで着目されるようになりました。

なぜ、「パーパス」が企業に必要とされるようになったかというと、これからの時代は絶対的な正解がなく超高速にものごとが移り変わるようになるからです。 新型コロナウイルスが蔓延し、世の中が大きく変化したことを身をもって実感していただけるように、予測不能で超高速に変化する時代(VUCA)からこそ、このような環境変化に対応するためには1人のすごい人(スタープレイヤー)が全てを決めて指示をする組織運営では立ち行かなくなりました。

自律的組織運営をするとなると、組織が崩壊してしまう恐れがありますが、ルールで縛るとそれは自律ではなくなります。

だから、「パーパス」により目的を共有できる組織運営が重要だと弊社は考えています。

経営理念との違いとは?

経営理念とは「価値観」や「経営者の思い」を表したもので、会社を経営していく上での核となるものです。

一方で、パーパスとは「何のためにこの会社があるのか」といった企業の存在意義を指し、経営理念の土台にあるものです。

経営理念は思いや価値観といった抽象的な概念の場合が多く、社員にとって「自分に直接関係がある事柄」として意識しづらい内容だったりすることもあります。

経営理念には創業者の方々が社会に対する想いが込められています。 視座に差があると、経営理念の本質を理解することが難しいため、プログラムを通じて視座向上のためのチューニングをサポートしています。

次世代を担う人材と会社のパーパスを言語化する

パーパスの言語化は、「ビジョナリーカンパニー2」内に出てくる針鼠の概念を考えるところから始めています。 針鼠の概念を言語化するためには3つの
  • 情熱をもって取り組めることは何か?
  • 自社が世界一になれる部分は何か?
  • 経済的原動力になるものは何か?
この3つの問いに答えるためには、「我が社の使命とは何か?」「我が社にとっての顧客とは何か?」「我が社の価値とは何か?」という問いにも同時に答えなければなりません。 これらの問いと向き合いながら、参加メンバーの視座向上をサポートしています。 また、「自社の◯◯って変だよな」「自社の◯◯って自慢だよね」「うちの会社って◯◯を大切にしているよね」というエピソードから企業様の文化を捉え、組織の価値観を理解することで経営理念や企業様の歴史(沿革)をインプットしていきます。 一連のプロセスを踏まえて、「パーパス」を言語化し、企業理念を実践するための概念(クレド)を策定していきました。

パーパスを動画で浸透させる

今回のプログラムでは、抽象的な概念を組織に浸透させるために、最終のアウトプットをアニメーション動画にしました。 弊社では、映像クリエイターと絵本作家がパートナーにいるため、実写では表現できない未来をアニメ動画で表現することが可能です。 パーパスやクレドを組織に広げる上で
  • パーパスを一度で大勢に発信したい
  • パーパスを短時間で組織に浸透させたい
  • 言葉やテキストではコンセプトを叙情的/感覚的に伝えたい
という、3つの点からもアニメ動画によるインナーブランディングの取り組みを評価していただいています。 百聞は一見にしかずということで、このプロジェクトを通じて出来上がったアニメ動画をご覧ください。 アニメ動画の制作はキログラムスタヂオと共同で制作しました。 キログラムスタヂオの皆様、ありがとうございました。

Z世代 マーケティング|Z世代女性と考える下着の商品企画サポート

年商:50億円規模 業種:アパレルメーカー 従業員数:200〜500名

Z世代を知る

創業90周年を迎えたクライアント様では、主に30〜40代の女性をターゲットとした商品に強みを持っておられ、また、メインターゲットのお子様を意識したジュニアブラなどもマーケットで認知されている状態でした。 商品企画をご担当されている方とお話しをさせていただく中で、20代前半の女性の獲得に課題を感じていらっしゃいました。 20代前半というと、世間で言うZ世代です。 Z世代というと、インターネット・スマートフォン・SNSが当たり前にある時代を生きているため、X世代やY世代とは異なるライフスタイルや消費観を持っています。 (参照:Z世代の特徴とは|見れにある世代との違いや働き方や価値観をわかりやすく解説) 特に、SNSが普及し、情報収集も情報発信も双方向で、かつタイムリーに行えるようになったことで、Z世代の価値観が多様化しているように感じます。 商品企画をする上で、20代前半の生の声を知り、価値観に触れることが重要だと考え、Z世代の女性を交えたワークショップのご提案をさせていただきました。

商品企画ワークショップの内容

  1. Z世代女性との座談会の企画
  2. 商品企画メンバーの選抜
  3. 商品企画のテーマ検討
  4. アイデアブレスト
  5. コンセプトメイキング
座談会には9名のZ世代女性にご参加いただき、商品企画メンバーは最終3名に選抜。 最終メンバーはフリーランスモデル1名と現役大学生2名のチーム構成です。 クライアント様の実際の商品を手に取りつつ、参加メンバーがキュンとするデザインや価格、欲しい機能などを出し合いながら思い描いている製品のイメージを全4回のワークショップで具現化していきました。(座談会を含む) Z世代側から忖度がない意見をいただきつつ、Z世代の価値観や消費行動に対する理解を深めていきました。

ワークショップで得られた気づき

「テンションがあがる下着は◯◯な下着」をテーマに、彼女たちにアイデアを出していただく中で、クライアント様に気づきがあったようです。
  • Z世代が考える可愛いとは何か
  • Z世代特有の下着の悩みは何か
  • Z世代の下着選びにおける考え方
また、クライアント様の既存商品の中にはZ世代の女性が「可愛い!」「めっちゃいい」と感じる商品やパーツもたくさんあり、担当者様も参考になりましたとおっしゃっていました。 ワークショップの最終の成果物にはコンセプトシートを納品。 コンセプトをもとに、クライアント様がブラジャーのデザインを始められており、今はプロトタイプの製作を待ちわびている状態です。 出来上がったプロトタイプはZ世代女性に着用してもらい、レビューをもらいながら完成品に近づけていく予定です。

Z世代とのコラボレーションをご希望の方はCWRAPまで

弊社は、大手企業出身のスペシャリストだけではなく、Z世代の起業家ともパートナーシップを結んでおります。 今回の事例のようなZ世代に刺さる商品を一緒に考えたいというニーズだけではなく、Z世代のZ世代による採用ブランディングのサポートZ世代の起業家との座談会など、クライアント様のご要望に応じて、様々なご提案が可能です。 気になる事例やサービスがございましたら、お気軽にお問合せください。 今回の事例は、株式会社Lentreeとのコラボレーション企画でした。 株式会社Lentreeの皆様、ありがとうございました。
1人でも多くの人がカッコいい大人になるために